信州大学医学部山岳部のブログ

八ヶ岳大同心・南稜/雲稜

time 2019/11/06

八ヶ岳大同心・南稜/雲稜

★エリア:八ヶ岳大同心

★日程:2019年10月20日(日)

★メンバー:(南稜)渋谷、古矢、(雲稜)千村、左右田

★コースタイム
6:00松本→7:30八ヶ岳山荘8:00→8:35赤岳山荘8:45→10:11赤岳鉱泉10:28→11:23大同心基部 (登攀準備)11:40(南稜組と雲稜組でわかれる)→11:45取り付き→12:00登攀開始→13:30ドーム取り付き(南稜組と雲稜組合流)→14:55大同心の頭15:05→15:30大同心基部 15:43→16:21赤岳鉱泉→17:26赤岳山荘→ 17:57八ヶ岳山荘→夕食を食べ松本へ、その後解散

※基部から南稜組と雲稜組で別れたが、登攀開始時間〜ドーム取り付きの時間がほぼ同じだったため、同じとした。

★ ★ ★

【南稜】

・1P:(澁谷リード、Ⅲ、35m)

登攀開始地点の支点には記録通り古いリングにスリング(ロープ?)とハーケン、左上に綺麗なペツルがあった。以降ほぼ階段で途中にハーケンやリングがあり、ルートで迷うことはなかった。終了点には綺麗なペツルが三つあり、ここで支点を作った。

・2P:(澁谷リード、Ⅲ、35m)

出だしがこれまでと比較して若干クライミングちっくだったが、以降は1Pと同じくハーケンやリングがあった。2Pの終了点にもこれまでと異なる明らかに綺麗なペツル がありここで支点をきった。

・3P:(古矢リード、Ⅱ、10m)

リッジのトラバース。明瞭なルートだが、ボルト等を打ってあるところはない。

【雲稜】

・1P:(千村リード、5.8、30m)

真上のハングに向かって「くの字型」に登っていく。ハングを越えたら左巻き気味に、10mほど上の終了点(ペツル)を目指す。出だしが脆く、支点が少なめなので注意。

・2P:(左右田リード、5.7、30m)

ハンガーボルトの終了点から直上して左へ数十㎝トラバースすると凹角にでる。出だしワンムーブが核心で、右手のカチを掴んで、奥のホールドに手を届かせれば終了である。

・3P:(千村リード、Ⅲ~Ⅳ、35m)

右上気味に、適当に登る。Ⅳ級といったところ。終了点はペツル。

・4P:(左右田リード、Ⅲ~Ⅳ、40m)

出だしは見かけ悪そうな凹角だが、よく見るとカチなどのスタンスが豊富で困ることは無い。そのまま右上しドーム基部を30Mほどトラバースすると最終ピッチのとりつきとなり、南稜と合流する。

【ドーム】

南稜組、雲稜組が合流してペアを組み替える。

左右田-渋谷、千村-古矢の順

両ルート共通の核心ピッチ。 ハングというか垂壁が三段待ち構えており、二段目が核心みたいなようなものである。手のスタンスが乏しく右端に足をかけてマントルを返す。各ハングそれぞれの手前にテラスがあり、手を休めつつムーブを組み立てることが出来る。三段目のリッジを超えてからの被った垂壁はボルダーチックで楽しい 。

おしまい。

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