2020/03/28
(投稿の順番がバラバラですがご容赦ください><)
☆剱岳八ツ峰Ⅵ峰Aフェース 中大ルート (3級下・Ⅳ+)
☆日程・メンバー:
2019.08.08 千村(文責)、梶原 →Dフェース富山大ルートより継続
☆所要時間: 登攀開始850―1005トップアウト(Aフェースの頭)―1020 5.6のコル―1040熊の岩
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中大ルートの話の前に、いかに八つ峰が美しいかの話。
初めて来ましたが、本当に素敵な場所でした。
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では本題。中大ルートは2ピッチで登れてグレードもⅣ+だが、なかなか登り応えのあるルートだった。 富山大ルートは1カ所ルートミスしてV級に跳ね上がった以外はとても快適だった。その割にグレーディングは低くないので、お買い得ルートであった。拍子抜けして腹6分目くらいで終わってしまったので中大ルートに継続した。ちなみにかじはDフェースの頭から5.6のコルに下りるまでの間にクライミングシューズをなくし、登山靴でフォロー。 以下ルート状況。
☆取り付き:魚津高から更に1段(10m)上がったテラスから壁を見ると、顕著な凹角(クラック)があり、これを登る。
☆1、2P目(45m、Ⅳ+、千村リード)2P目中間部まで繋げて登ってしまった。Ⅳ+にしてはかなりしょっぱい。剱は全体的にグレード通り~少し甘めだと思ったが、ここは違った。特に本来の1P目終了点(クラックから外れた左側にある)前後は甘いカチを頼りに、半分フォール覚悟でヨイショしたところが2、3カ所あった。A0したい衝動に駆られた。途中3個ほど、撤退したパーティーの残置物があった。魚津高とはかなり差があるので、魚津高が混んでいるから中大に変更、というのは軽い気持ちでやらない方が良いでしょう(by軽い気持ちで取りついた人)。V級登れる人向け。
☆2、3P目(50m、Ⅲ、千村リード)ルートが良く分からず、最後は魚津高にかなり寄ってしまった。どこを登っても特にグレードは変わらないと思う。出だしのスラブはピンが少なくスリリングだった。
ということで、わずか2ピッチのこのルートでお腹を満たすことができました。 かじのシューズも富山大ルート後続の左右田パーティーが拾ってきてくれて、めでたしでした。
☆装備:ヌンチャク10本、カム、ナッツ不要。多少ランナウトするが、許容範囲。
以上!