信州大学医学部山岳部のブログ

八ヶ岳広河原沢 3連アイス!

time 2020/01/14

八ヶ岳広河原沢 3連アイス!

最近アックスとアイゼンを買いました。アイスクライミング欲MAXの古矢です。今回はかじさん、渋谷さんと一緒に広河原へアイスクライミングに行き、その欲求を満たしてきました。

☆エリア:八ヶ岳・広河原沢

☆アイスクライミング

☆日程:2020年1月11日(土)-13日(月)

☆メンバー:梶原、渋谷、古矢(文責)

☆コースタイム
1日目(左俣)
0715舟山十字路0745 →0840右俣左俣分岐945→1025見晴ルンゼ分岐→1210下部大滝1305→1340上部大滝1500→1530御小屋尾根トップアウト→1650 右俣左俣分岐
2日目(三ルンゼ)
0620右俣左俣分岐→0700右俣分岐→0840一・ニルンゼ分岐→1205南稜トップアウト→1220阿弥陀岳 →1400右俣左俣分岐
3日目(右俣・クリスマスルンゼ)
0615テン場→0645右俣分岐→0720クリスマスルンゼ1030→1105右俣左俣分岐1150→ 1235 舟山十字路

☆ ☆ ☆

広河原沢での三連アイスクライミング。初日は左俣の方に行きました。

最初の滝。下は穴空いているので滑ったらドボン。

テンションMAXで左俣を進む。新しく買った道具なので刺さること刺さること。途中見晴しルンゼの分岐を越えて下部大滝に出合う。先行パーティを待ちつつ1時間ほどで登攀終了。痺れました。

下部大滝をリードするかじさん

次に上部大滝も先行パーティを待ちつつ1時間20分で通過。先行パーティの様子を見ていて大丈夫かなと不安になりながらも何とかクリア。ちなみに疲労やら冷たさやらで越える時には手にほとんど力が入らなかった。何とかならないものか…

上部大滝。渾身の登攀であった。

その後は30分ほどで御小屋尾根にトップアウト。山頂を目指さず、テント場に下山していきます。

その夜、事件が起こる。夕食はカレーだったのですが、そのカレーをどこかのアホが盛大にぶちまける。幸い大きな被害にあったのがぶちまけた本人だけであり、他の二人にはあまり被害がなかったのは不幸中の幸いである。とにかくぶちまけた本人は3日間シュラフなしで過ごすこととなった。かじさん、渋谷さん、本当にすいませんでした m(_ _)m

2日目は三ルンゼ。

年末年始のバイトで今季初雪山の渋谷さん。

ここはアイスクライミングというより歩きのルート。途中、大滝があるものの、体感的には左俣の大滝に比べて優しかったと思います。このルートでは阿弥陀頂上を目指します。

三ルンゼの大滝。写真では分からないけどスノーシャワーが酷い。

ただ大滝を越える時、雪崩かと思うくらいの大量のスノーシャワーが押し寄せてくるので登りにくかったです。(顔めっちゃ痛かった…)でも雪被りながらの滝の登攀もまた乙なものでありました。

ベルクラの中を登っていく。

大滝を越えたあたりから天気が悪化。またこのルートの上の方は氷が薄く、アイスクライミングというよりも岩登りと言った感じであった。この辺りがこの山行で一番緊張した場面だった。
その後、南稜を経て阿弥陀岳に登頂する。下山は昨日と同じ御小屋尾根から。

阿弥陀岳に登頂

3日目は、クリスマスルンゼで特訓をしようということで右俣に入る。

一時間ほどでクリスマスルンゼに到着。先行パーティが取り付いていたので邪魔にならないように左側でアックスを打つ練習をする。この1日目、2日目を経てはじめよりはまともにアックスを打てるようになった気がする。

クリスマスルンゼ1ピッチ目

クリスマスルンゼはこの山行初のマルチピッチ。(2ピッチだけど)一段目はナメ、2段目はヴァーチカルだけどみんな登っているせいか、アックスを掛ける場所が明瞭にある。そのおかげで気持ち良く登ることができました。

クリスマスルンゼ2ピッチ目

3日間、本当に充実したアイスクライミングライフを送ることができました。途中、シュラフなしになった時は帰ろうかなとも思いましたが、最後までやり切れて本当によかったと思います。

最後に…
今後はテント内でカレーをぶちまけないように、もうちょっと丁寧に過ごそうと思います。

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