2020/03/28
1年(2回生)の種田です。ゴールデンウィークの10連休を使って、単独行で大峯奥駈に行ってきました。
大峯奥駈は高校の頃から行きたいと思ってはいましたが、なかなか良い時期に休みがなく、今回の10連休様様で行くことができました。松本からわざわざ紀伊半島まで山を歩きに来てくれる人は他にいるわけ無く単独行になりました。まあ、単独行も好きなので構わないけど。たまには、近場の山以外に行くのも面白いんだけどなあ。
26日中に八木まで移動し、橿原神宮に参拝し、前泊した。
翌27日から登山開始したが、金峯山寺に朝食と昼食のドーナツを置き忘れ、また天気もあまり良くなく、気落ちしながらのスタートとなり、結果予定より手前の大峯山の宿坊の軒下にてテント(ダブルウォールのインナーのみ)を張ることにした。夜は非常に冷え込んだ、確実に持ってくるシュラフを間違えた、松本よりまあまあ南だしそんな寒くないだろうと思い込んでいた。
28日は道中の巻けるピークをほぼ巻いた後、弥山小屋にて宿泊。昨晩の寒さから、テント泊をする気にはなれなかった。小屋は素晴らしい。
29日は深仙の避難小屋に宿泊した。深仙の小屋で、その後行動を共にすることになる「深仙組」の単独行の方々に出会った。
30日は「行仙でビール」を合言葉に雨の中出発した。行仙の小屋に到着し、ビールを飲み、平成最後の日を過ごし、令和への元号の変わり目を迎えた。
5月1日は「玉置神社でうどん」を合言葉に歩き、「深仙組」の面々で玉置神社にてうどんを食らい、また玉置神社にて令和初参りをした。
2日、ついに奥駈も最終日である。なんだか感慨深くもある。「深仙組」の5人でパーティーを組んで歩いた。熊野川を渡河し、大斎原に到着した。
当初は、この後那智まで熊野古道中辺路を歩くつもりであったが、いろいろあり新宮までバスで移動し、寿司を食べ、新宮城址にて野宿した。翌朝熊野速玉大社を参拝し、そこでキャンピングカーの夫婦に拾われ、熊野那智大社へ参拝することができた。
その後は連休を満喫すべく、伊勢に行ったり、熱田に行ったり、ナゴヤドームに行ったり。中日は広島に1勝1敗。勝ち試合見れたのでまあ満足。
今回の山行で思ったことと言えば、やっぱり単独行は楽しいなあ、ということである。自分の好きな適当なペースで歩けるし。無性に走りたくなれば走れるし。テント張りたくない時は野宿したっていいし。確かに、単独行はグループ登山よりもリスクは高い。しかし単独行は面白い。
今まで単独行は日帰りか1泊かのどちらかであったが、今回5泊の単独行を実施することができたのは、奥駈の道中で出会った「深仙組」を始めとする多くの方々によるものだと感じた。ありがとうございました。